印刷物の仕上がりを良くするデザインに出来ていますか︖

断裁ズレ防止について(「塗り足し」や、オブジェクトの四方に罫線がある場合)

塗り足しについて

印刷会社では仕上げ寸法より、少し大きめの紙に印刷をして、所定の規格に断裁するのが通例です。
そうすることで、印刷面(オブジェクト)を用紙の断ち面まで印刷すること(塗り直し)も可能となります。

  • 塗り足しをご利用されない場合は仕上げ寸法より5mm~7mmくらい(A図)内側に印刷面(オブジェクト)を配置されますと、安定した印刷に仕上ります。
  • 塗り足しを利用される場合はB図のように印刷面を仕上げ寸法の外3mmまで配置してください。

A図

A図

B図

B図

※印刷面の配置が中途半端で意図しない字切れなどが発生する場合は印刷データ再入稿になり、納期が加算されます。

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印刷から商品の仕上げまでに、「紙の収縮や印刷・加工機の都合」や、「商品のサイズに断裁する際、 大量の大きな紙を重ねた状態でカットする」といった作業工程で、どうしても多少のカットのズレが発生します。 そのために、断裁ズレを防ぐことまで想定したデータ作成が必要となります。

断裁時の1~2ミリ以内のズレの商品は、刷り直しの対象にはなりませんのでご了承ください。

断裁ズレ防止について

断裁ズレが目立ちやすいデザインパターン

大切なポイントです、必ずご確認ください!

パターン1. 仕上げ位置より3mm未満の細いフチ取りのデザイン

パターン2︓仕上げ位置より3mm未満に囲み罫のデザイン

パターン3︓仕上げ位置より余白が3mm未満のデザイン

無線とじについて

・ クーポン冊子印刷(無線とじ製本)の注意点

ノド部分は5mm以上、小口、上下(天地)仕上げは、3mm以上のオブジェクトからの余白が必要です。

無線綴じ製本は、本券(本文)を表紙でくるみ、専用のボンドで背表紙を固める製本方法です。

注意1︓ 「表2・表3」と「本券(本文)」を圧着するノド部分に、濃い絵柄があるとボンドが接着しにくくなりますので、そちらの部分には、3mm以上の余白をオススメ致します。
注意2︓ 無線綴じ製本は、製本方法の都合上、冊子を綴じるノド部分まで完全にページを開くことが出来ませんので、 冊子を綴じるノド付近部分の文字や写真などデザインが見えなくなる可能性があります。
※ページ数や本券(本文)の紙質・紙の厚みによって、ノド付近の開き具合も変化します。

商品の仕上がりに支障がきたしそうな場合は、当社より確認の連絡をさせていただく場合がございます。