チケットのナンバリングの種類

チケットや金券、クーポン券などのナンバリングには、主に以下のような種類があります。それぞれに特徴があり、用途や目的に合わせて選ばれます。

1)連番(シーケンシャルナンバリング)

最も一般的なナンバリング方法です。連番ナンバリングは、オフセット印刷機などのナンバリング機でも印刷が可能で、最も安価な加工費になります。

  • 特徴: 連続した番号を順に振っていく形式です。
    • ・例: 000001, 000002, 000003…
    • ・例: No.001, No.002, No.003…
  • 用途:
    • 入場整理番号: イベント会場への入場順を管理する。
    • 販売管理: 販売枚数や残数を正確に把握する。  
    • 抽選券: 抽選会で使用する。
  • 詳細:
    • 桁数: 通常は3桁~7桁程度が一般的です。枚数に合わせて調整します。
    • ゼロ埋め: 指定した桁数に満たない場合に、頭に「0」を付けて桁数を揃える方法です(例: 1桁目を「001」、10桁目を「010」と表記)。
    • 開始番号・終了番号: 希望する連番の開始番号と終了番号を指定できます。
    • 固定文字: オフセット印刷で、「No.」「席」「列」などの固定文字を番号の前や後ろに付ける場合は、印刷版に固定文字を入れて印刷します。可変文字の場合は、オフセットでは印刷できません。
      主な対象商品; 金券、商品券、チケット、伝票、領収書、その他

2)乱数(ランダムナンバリング) 

規則性のないランダムな番号を振る方法です。

  • 特徴: 番号に規則性がなく、予測が非常に困難です。
    • ・例: 4852, 9107, 2364…          
      用途:
    • セキュリティ強化: 偽造防止、不正使用防止に特に有効です。番号のパターンが予測できないため、複製が非常に困難になります。
    • キャンペーンコード: 一回限りの利用が前提となるキャンペーンコードなどに利用されます
      詳細:
    • ・通常、依頼する側がCSVファイルなどで乱数データを用意し、印刷会社に提供します。
    • ・乱数データは、オンデマンド印刷の対応になります。
    • 主な対象商品; 金券、商品券、チケット、入場券、その他

3)親子連番(親子ナンバー、複数箇所ナンバリング)

1枚のチケット内に同じ番号を複数箇所に印刷する方法です。親子ナンバーとも言います。チケットや伝票などにも利用されます。

  • 特徴: チケット本体ともぎり用の半券に同じ番号を印刷します。
    ・例: 本体「0001」- 半券「0001」 
  • ・例; 本体130冊-1号、半券130冊-1号、本体130冊-2号、半券130冊-2号、
  • 用途:
    • 半券管理: 入場時にもぎって半券を回収し、来場者データや再入場管理に利用します。
    • 抽選: 半券を抽選箱に入れ、本体で抽選結果を確認する。
      詳細:    
    • ・印刷会社によっては、追加料金で複数箇所のナンバリングに対応しています。
      主な対象商品; 商品券、チケット、入場券、特殊伝票、その他

4)アルファベット・記号混合ナンバリング(可変データ印刷)

数字だけでなく、文字やアルファベットや記号を組み合わせた番号です。

  • 特徴: より複雑なシリアルコードを作成できます。
    • ・例: A-001, A-002, B-001…
    • ・例: XY7Z-1234, XY7Z-1235…
      用途:   
    • 座席番号: 「A列-001番」のように、座席管理に利用します。
    • 特定の商品コード: 製品の個体識別番号など、より複雑な管理が必要な場合に利用されます。
      詳細:
    • ・多くの場合、印刷会社に番号リスト(CSVなど)を提供して可変データ印刷として依頼します。
    • 主な対象商品; 金券、商品券、チケット、入場券、その他

5)バーコード・QRコードナンバリング

目視できる番号だけでなく、機械で読み取り可能なコードを付加する方法です。固定QRコード、固定バーコードはナンバリングには該当しません。

  • 特徴: 個別のバーコード(JANコード、CODE39、NW7など)やQRコードを各チケットに印刷します。
    用途:
    • 高速入場管理: バーコードリーダーやQRコードリーダーで読み取ることで、大量の入場者を迅速に処理できます。
    • データ連携: 読み取りデータをシステムに連携させ、来場者情報や販売状況をリアルタイムで管理できます。
    • 偽造防止: バーコードやQRコードの内容を暗号化したり、データベースと連携させたりすることで、偽造が困難になります。
    • Web連携: QRコードに特定のURLを埋め込み、来場者にアンケートや追加情報を提供するなど、デジタルコンテンツとの連携が可能です。
      詳細:
    • ・印刷会社は、提供された番号リストからバーコードやQRコードを生成して印刷します。
    • ・リーダーの種類やシステムの要件に合わせて、適切なバーコード/QRコードの種類を選択する必要があります。
    • 主な対象商品; 金券、商品券、チケット、プレミアム商品券、地域振興券、その他

6)プリントフェスタのナンバリング対応

 連番ナンバリング、ランダムナンバリング、親子ナンバリング、座席ナンバリング、アルファベット・記号混合ナンバリング、バーコード・QRコードナンバリングなど全てのナンバリングに対応しています。

1、オフセット印刷機のナンバリング

 六桁、七桁の連番ナンバリングは、オフセット印刷機で対応しています。印刷の加工費が安く、大ロット(数万枚から数十万枚)のナンバリングに適しています。スタート番号は、任意に選択できます。

2、オンデマンド印刷機のナンバリング

ランダムナンバリング、親子ナンバリング、座席ナンバリング、アルファベット・記号混合ナンバリング、バーコード・QRコードナンバリングなどは、すべてオンデマンド印刷機で対応します。当社のナンバリング の印刷料金は、下記のように分類されています

  • チケット(イベント)等のナンバリング価格表
チケットのナンバリング価格表一般的なナンバリング分類
通常ナンバーの料金連番ナンバリング
座席ナンバーの料金ランダムナンバリング、親子ナンバリング、座席ナンバリング、アルファベット・記号混合ナンバリング、
見積対応可変QRコード、可変バーコード

※CSVのデータ入稿の料金になります。CSVのデータ作成を依頼される場合は見積もりいたします。

  • 金券,クーポン券等のナンバリング価格表  
チケットのナンバリング価格表一般的なナンバリング分類
数字のみナンバーの料金連番ナンバリング
オンデマンドナンバーの料金ランダムナンバリング、親子ナンバリング、座席ナンバリング、アルファベット・記号混合ナンバリング、
見積対応可変QRコード、可変バーコード

※CSVのデータ入稿の料金になります。CSVのデータ作成を依頼される場合は見積もりいたします。

これらのナンバリングの種類を理解し、イベントの規模、セキュリティ要件、管理方法に合わせて最適なものを選ぶことが重要です。

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