市販品(既製品)で間に合う伝票
1)市販品の購入のしやすさ
市販の伝票(既製品)で間に合うケースは非常に多いです。特に、以下のような汎用的な用途で使う伝票は、文具店や事務用品店、オンラインショップなどで様々な種類が販売されており、多くの企業や店舗で活用されています。幅広い種類の伝票を扱っているECサイトは、アスクル、カウネット、モノタロウ、たのめーる等があります。また、アマゾン、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど大手ECモール内のストアでも多種多様な伝票が販売されています。
市販品の伝票は大量生産されているため、1冊あたりのコストが非常に安く、文具店やこうしたECサイトで手軽に購入でき、すぐに使い始めることができます。

2) 市販の伝票が適しているケース
個人のお客様を対象にしている業種、法人や事業者を対象にしている業種では、使用する伝票の種類も異なりますが、一般に市販品の伝票で間に合うのは下記のようなケースの場合です。
〇 起業したばかりの個人事業主や小規模な企業: まずは安価に伝票を用意したい場合。
〇 伝票の使用頻度が少ない部署や業務: 大量に印刷するほどの需要がない場合。
〇 取引先とのやり取りが限定的で、汎用的なフォーマットで十分な場合: 請求書や領収書など、一般的な項目で事足りる場合。

3)市販品でポピュラーな伝票
1. 会計処理に使う伝票
企業の経理・会計業務で使われる基本的な伝票です。
- ・入金伝票: 現金を受け取った際に使用します。 商品の売上代金や売掛金の回収など、現金収入の記録に使われます。

- ・出金伝票: 現金を支払った際に使用します。交通費の精算、備品の購入費用、買掛金の支払いなど、現金支出の記録に使われます。領収書を紛失した場合の代用としても使われることがあります。
- ・振替伝票: 現金以外の取引(掛け取引や銀行口座間の資金移動など)を記録する際に使用します。

2. 業務フローで使う伝票
日々の業務で発生する取引を記録するために使われます。
- ・お会計票(会計伝票): 飲食店などで、顧客の注文内容や金額を記録する際に使われます。
- ・納品書・請求書・領収書: これらは複写式になっている市販品が多く、納品と同時に請求や領収書の発行を行う際に便利です。
- ・仕切書: 商品の出荷時に、納品物の内容を明記するための伝票です。
- ・注文書: 取引先へ商品やサービスを発注する際に使用します。
- ・入出庫伝票: 倉庫などで商品の入庫や出庫を管理するために使われます。
- ・訂正・返品伝票: 一度処理した伝票の内容を訂正したり、返品があった場合に記録するために使われます。

3、市販品を改良してオリジナル伝票へ
市販品を使っていると、どの項目が必要か、どのくらいの頻度で使うかを把握することが出来るようになります。さらに業務量が増えたり、会社のブランディングを強化したいと考えた際に、会社の成長や業務量に合わせて、市販品の伝票の役割を見直しオリジナル伝票へ改善していくのが企業の着実な発展につながります。

〇 下記の頁で、オリジナル伝票の印刷に対応しています。