領収書のテンプレートとは

 領収書のテンプレートは、領収書を簡単に作成するためのひな形のことです。
通常、以下のような項目があらかじめ記載できるようにフォーマットされており、必要な情報を埋めるだけで領収書が完成します。

 ・日付: 領収書が発行された日付
 ・宛名: 支払いをした人の氏名や会社名
 ・金額: 支払われた金額
 ・但し書き: 何に対する支払いか(例:書籍代として、飲食代として、交通費として)
 ・発行者情報: 領収書を発行した側の氏名または会社名、住所、連絡先
 ・収入印紙: 金額によっては必要(日本では5万円以上の場合に必要)

領収書のテンプレート(ひな型)について

 領収書のテンプレートは、自分のプリンターで出力するか、印刷会社などに印刷を発注するための版を作成するのか、テンプレートの用途によって、オンラインサービスの選択も変わります。

どのサービスを利用するかは、いくつか方法がありますが、無料で手軽に利用できるオンラインサービスや、印刷通販会社が運営している自由編集から商品発注まで可能なテンプレートもあります。編集機能が充実したソフトウェアのテンプレートがおすすめです。「オンライン 領収書 作成」などのキーワードで検索すると、無料の編集ツールや編集サイトが見つかますが、主な編集ツール、サイトを紹介します。

1) Google ドキュメント / Google スプレッドシート

 Googleの無料ツールは、オンラインで編集・共有が可能なので非常に便利です。

〇 Google ドキュメント

 ・ 特徴
  テキストベースの領収書に適しています。
  文字の入力、レイアウトの調整が直感的に行えます。

 ・使い方
  新しいドキュメントを作成し、「ファイル」→「テンプレートギャラリー」から
  「領収書」や「請求書」のテンプレートを探すか、ご自身で一から作成できます。

 ・メリット
  複数人での共同編集が容易、どこからでもアクセス可能。

〇 Google スプレッドシート

 ・特徴
  計算式を含んだ領収書や、品目を複数入力する際に便利です。
  合計金額の自動計算なども設定できます。

 ・使い方
  新しいスプレッドシートを作成し、「ファイル」→「テンプレートギャラリー」から
  探すか、自身で作成します。

 ・メリット
  計算機能が豊富、表形式で管理しやすい。

2) Canva (キャンバ)

  デザインツールとして有名ですが、領収書のテンプレートも豊富に用意されています。

 ・特徴
  プロフェッショナルなデザインの領収書を簡単に作成できます。
  豊富なテンプレートから選んで、テキストや色、ロゴなどを自由に
  カスタマイズできます。

 ・使い方
  Canvaのウェブサイトにアクセスし、「領収書」で検索します。
  好きなテンプレートを選んで編集し、PDFなどでダウンロードできます。

 ・メリット
  デザイン性が高く、ビジネスのイメージアップにもつながる。
  直感的な操作で初心者でも使いやすい。


3) Microsoft Office Online (Word Online / Excel Online)

  Microsoftアカウントがあれば、ウェブブラウザ上でWordやExcelの無料版が
 利用できます。

 ・特徴
  デスクトップ版Officeに近い操作感で、テンプレートも豊富に用意されています。

 ・使い方
  Microsoft Office Onlineにアクセスし、WordまたはExcelを選択します。
  テンプレートの中から「領収書」を探して編集できます。

 ・メリット
  普段Officeを使っている方には馴染みやすい。
  OneDriveとの連携も可能。


4) プリントフェスタの「Webでカンタン領収書編集」

 領収書のデザインテンプレートが100点近くあり、1色からカラー領収書まで多様な用途に対応しているサイトです。軽減税率の選択や領収書として必要な「日付・金額・宛名・但し書き・発行者情報」などが自由にカスタマイズ出来て、レイアウトの変更も可能です。テンプレートの編集から印刷の注文まで、効率の高いWebのオンライン編集システムになっている。


5) テンプレートを選ぶ際のポイント

 ・必要項目
  会社名、宛名、日付、金額、但し書き、収入印紙欄(必要な場合)など、
  領収書に必要な項目が網羅されているか確認しましょう。

 ・デザイン
  シンプルなものからデザイン性の高いものまであるので、
  ご自身のビジネスに合ったものを選びましょう。

 ・編集のしやすさ
  直感的に操作できるもの、文字のフォントやサイズ、
  色の変更が容易なものを選ぶと良いでしょう。

 ・出力形式
  PDF、画像、印刷など、どのような形式で出力したいか考慮しましょう。

 これらのオプションの中から、ご自身の利用環境や求める機能に合わせて
 最適なものを選んでみてください。