
「チケットって、ただの紙でしょ?」
そう思っていませんか?
実は、チケット一つでイベントの印象や参加者のワクワク感は大きく変わります。
いざ自分でチケットを作ろうとすると――
「何を載せればいいのか分からない」
「仕上がりが安っぽく見えないか不安」
「なんとなく作ったけど、これでいいのか自信がない」
そんな悩みを抱えたまま、なんとなく作ってしまう人が本当に多いんです。
この記事では、チケット印刷のプロが“信頼されるチケット”に共通するポイントを3つ紹介します。
初めてでも、やり直しが効かなくても、この記事を読めば「自信をもって渡せるチケット」が作れるようになります。
印刷会社直伝!良いチケット作りに欠かせない3つのポイント
1)チケット作りをワンランクアップさせる3つの秘訣
チケット作りで押さえておきたいポイントは、大きく3つに分けられます。
まずは全体像を簡単に確認してみましょう。
- 誰にでも見やすく、伝わりやすい基本情報
- 見落としがちな注意書きや補足情報
- 手に取った時に信頼感を与える仕上げの工夫
これらを理解しておくことで、より質の高いチケット作りに役経ちます。
次に、それぞれのポイントについて詳しく見ていきます。
1. 誰にでも見やすく、伝わりやすい基本情報
チケットを作るときに大切なのは、「何のために使うのか」と「誰に渡すのか」をハッキリさせることです。
一見シンプルそうに見えても、これが曖昧だと受け取る側に伝わりにくくなり、せっかくのチケットの意味が薄れてしまいます。
例えば…

「食べ物の名前」と「かわいいイラスト」を使うことで、漢字が読めない子供でも迷わず使えます。
これはターゲットに合わせた工夫の一つです。

シンプルでオシャレなデザインに加え、使い方を間違えないように注意書きや管理番号がしっかり入っています。
大人のお客様が手にとっても違和感なく、安心感を持てる工夫がされています。
このように「誰に」「何を伝えるか」を最初に考えることが、良いチケット作りの第一歩です。
2.あとで困らない!見落としがちな注意書き&補足情報

チケットには、イベント参加やサービス利用時にトラブルを防ぐための「注意書き」や「補足情報」が欠かせません。
ここをしっかり押さえることで、当日のお客様の混乱や問い合わせをグッと減らせます。
チケット印刷で忘れがちな注意書き・補足情報例
- 有効期限(いつまで使えるか)
- 利用条件(例えば「一人一枚限り」など)
- 注意事項(飲食禁止、再発行不可など)
- 問い合わせ先の連絡先
- 引換方法の説明
- キャンセルポリシー
実際に、こんなトラブルを聞いたことがあります。
例1:有効期限が書かれていなかったために、利用者から「まだ使えますか?」と問い合わせが殺到
結果として、対応に手間がかかり現場が混乱してしまったようです。
例2:注意事項の記載漏れで、飲食禁止エリアでの飲食が発覚。トラブルに発展
事前のルール説明が不足していた為、スタッフも対応鬼苦労したそうです。
こうした困りごとを防ぐためにも、チケット印刷の段階で「絶対に入れるべき」注意書きや補足はしっかり確認しましょう。
3.手に取った瞬間に”信頼感”を伝える、印刷会社の仕上げ術

チケットは、単に情報を伝えるだけでなく、イベント全体の印象を左右する要素でもあります。
紙の質感や加工、ナンバリングの有無など、見た目や手触りの仕上がりしだいで
「このイベントはしっかりしている」「安心して参加できる」といった信頼感を生み出します。
ここでは、印刷の現場から見た仕上げで差がつくポイントを3つ紹介します。
■紙の質感
チケットの印象をより左右する意外なポイント。
それが「紙の質感」です。
同じデザインでも、ペラペラの紙だと何となく頼りなく見えるし、しっかり厚みのある紙だと、ぐっと本格的な印象になります。
また、手触りにも違いがあります。
- ・ツルッと光沢のある紙 → 華やか、イベント感がでる
- ・ざらっと落ち着いた紙 → 上品、特別感がある
実際に、ライブや舞台のチケットには「記念として残しておきたい」ような手触りの紙が良く使われています。
迷ったときは、「このチケット、誰かに渡したときにどう見えるか?」を想像してみてください。
印象が変わるなら、紙選びを見直すタイミングかもしれません。
「紙ってそんなに変わるの?」と思う方もいるかもしれませんが、実際に比べてみると印象がまるで違います。
気になる方は、よく使われる紙の種類を当社のページで紹介しています、
■ナンバリング
チケットに番号を付けることはとても大事なポイントです。
ナンバリングは、単なる「順番」を示すものではなく、イベントの管理や運営の効率化に直結します。
例えば、大規模なイベントでは、入場の際に混雑を防ぐために「順番」をスムーズに把握することが求められます。
チケットにナンバリングがあれば、スムーズな確認作業が可能になり、参加者にとっても安心感を与えることができます。
また、ナンバリングがないために起こった事例もあります。
とあるコンサートで、チケットに番号がついていなかったため、入場の際に何度も確認作業が必要となりました。
その結果、長時間の行列ができる結果に。
参加者も不満を感じ、運営側の評価も下がることになりました。
このように、ナンバリングがあることで、混乱や無駄な時間を防ぐことができます。
「何番から入場してもらう」といった流れが明確になるだけで、スムーズな運営が可能になります。
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チケットのクォリティUP!ナンバリングの重要性
■偽造防止加工
チケットに偽造防止加工を施すことが、イベントの信頼性を守るために非常に重要です。
個人で作れるチケットと、プロが手掛けたチケットの違いは、まさにこの「偽造防止加工」にあります。
▶主な偽造防止加工
・ホログラム加工
・透かし印刷
・特殊インク
印刷所ではこれらの特殊技術を使って、チケットを「本物」であると証明するための加工を施します。
これらの加工を施したチケットは、参加者にとって「本物の証」になります。
イベントの信頼性を守るだけでなく、参加者が手にしたときに感じる「特別感」も生まれるので、チケット自体の価値が一段と高まります。
🔽偽造防止加工の一例🔽
2)まとめ:あなたのイベントをさらに特別にするチケット
ここまで、チケットの印刷における大切なポイントを紹介してきました。
「目的に合わせた情報整理」
「視覚的に分かりやすいデザイン」
そして、「特別な加工技術でクォリティを引き上げる」
チケットはただの「紙きれ」ではなく、あなたのイベントに対する期待感や、参加者に与える印象を大きく左右します。
これらの工夫で、チケットが単なる「入場券」ではなく、イベントの特別感や、よりよい体験を提供する重要な要素に代わります。
もし、「自分のイベントにも取り入れたい」と思ったら、どんな方法が自分のイベントに合うのかをぜひ考えてみてください。
自信を持って渡せるチケットを作るために、最初のステップとしてご相談ください。