初めてでもできるチケット作りの教科書|手作り・テンプレ・品質UPまで印刷会社が解説

「チケットって、自分で作れるのかな?」
文化祭やライブ、店舗イベントなど、
身近なところでもチケットを使う機会が増えてきました。
でも、いざ自作チケットを用意しようとすると――
スマホで作る?
手書きで作る?
それとも印刷会社に発注する?
…と、意外と迷う場面が多いんですよね。
私達も普段、いろんな業種・イベントのチケット作りをお手伝いしていますが、
その中で感じるのは”作り方によって得意・不得意がはっきり違う“ということ。
この記事では、
「手書き・スマホ・印刷」3つの作り方を比較しながら、
イベントの規模や目的に合わせた”最適な手作りチケットの作り方”を紹介します。
「まずは自分で作ってみたい」
「でも、ちゃんとしたものにもしたい」
そんな方に向けた、印刷会社からのチケットづくりの教科書です。
まずは整理:チケットを作る3つの方法

「手書き」「スマホ(PC)」「印刷発注」。
用途・枚数・求める仕上がりで、最適な方法は大きく変わります。
まずは、それぞれの特徴を”メリット中心”で整理しておきましょう。
① 手書きで作る
→ 少量・温かみ・その場で作りたい人向け
もっとも気軽に始められる方法。
文化祭・子ども会・小規模イベントなど、枚数が少ないシーンに最適。
● 紙選びが仕上がりを大きく左右する
厚めの紙や半券付用紙を使うだけで、”ちゃんとしたチケット感”が出ます。
市販の印刷用紙でも手書き用途として問題ありません。
●量産したい場合は手書き → デジタル化
手書きで1枚作った後、
スマホ撮影 → PDF化 → コンビニや自宅プリンターで印刷
と進めると、手書きの温かみを残したまま量産できます。
② スマホ(PC)でつくる
→ デザインを整えたい人・テンプレで失敗したくない人向け
最も利用されている方法。
Canvaなどのテンプレートを使えば、初心者でもプロっぽく整うのが最大の強み。
(A-ONEや各印刷会社の無料テンプレートも同様に使えます)
小規模の販売会・発表会用など、
小~中規模のチケットを作る際によく選ばれています。
【ポイント】
・テンプレートを選んで文字を入れるだけで完成
・デザイン初心者でも、自然とレイアウトが整う
・スマホだけで完結できる手軽さ
家庭用プリンタ・コンビニプリント・印刷会社への入稿など、
仕上げの自由度が高いのも特徴。
③ 印刷会社に発注する
→ 大量配布・本格的な仕上がり重視のイベント向け
配布枚数が多い、大きなイベントで人気の方法。
「きれいに作りたい」「失敗したくない」なら最も安定します。
【ポイント】
・無料テンプレート多数
・Canva/illustrator データの入稿に対応
・大量に作るほど単価が下がる
・ミシン目・ナンバリングなど”プロ加工”が使える
結果として、
「色が揃う」「裁断がぶれない」「ブランド感を出せる」
といったメリットが大きい方法です。
自分に合う作り方はどれ?コスト・手間・仕上がりで判断する

迷いやすい「コスト」「手間」「仕上がり」の3つの視点から、
“自分はどの作り方を選べばいいのか”が一目で判断できるように整理します。
先に結論:まずはここだけ決めればOK
① 作りたい量
・ ~50枚前後→ 手書き or スマホ
・ 50~300枚前後 → コスト帯によって選択
・ 500枚前後~ → ほぼ印刷会社が安定
② どれくらい綺麗にしたいか
・そこそこ綺麗でOK → スマホ
・ 完全に綺麗にしたい → 印刷会社
③ 手間をかけたい?かけたくない?
・ 作るのが好き → 手書き
・ 早く終わらせたい、手軽にしたい → スマホ
・作業したくない → 印刷会社
まずはこの”ざっくり判断”を頭に入れておくと迷わなくなります。
① コストから考える
ここでは、実際にかかるざっくり費用を見ていきます。
※数値は2025年11月時点の概算です。
※想定:一般的なチケットサイズ「150×50mm」
■手書きの場合
| 項目 | 相場 |
|---|---|
| 用紙代(半券付き) | 2~20円/1枚 |
| ペン(8色マーカーセット) | 2,200円 |
| 量産(コンビニプリント) A4、光沢紙、フルカラー | 120円/5枚 |
手書きはコストが読みにくく感じますが、
“できるだけ質を上げた前提”でも大体このくらいになります。
実際は家にある紙を使ったり、
全部手書きにすればさらに安くなります。
【ポイント】
・少量なら最安
・ただし枚数が増えるほど、手間もコストも右肩上がり
■試しに1パターン計算してみると…
●使用した例
・用紙:A-one「各種プリンタ兼用紙 半券付タイプ」
→ 638円(税込)
・ペン:POSCA「ポスカ 中字丸芯 8色セット」
→2,200円(税込)
●合計費用:2,838円(160枚)
・1枚あたり約18円
※ポスカ(2,200円)は“初回だけ必要な道具”
→2回目以降は紙代のみ=約4円/1枚まで下がる。
■スマホ(PC)の場合
| 項目 | 相場 |
|---|---|
| 自宅で印刷 ※チケット用印刷用紙を想定 | 2~20円/1枚 |
| コンビニプリント ※ネットプリントにてA4サイズ、光沢紙、フルカラー印刷想定 | 120円/5~8枚(片面) |
| 印刷会社へ入稿 ※複数の印刷会社の価格表から概算 | 100部:40~50円/1枚 300部:15~18円/1枚 |
【ポイント】
・中規模(50~300部)ならコストと手間のバランスが最良
・テンプレート利用なら、デザインは無料
・印刷方法の選び方でコストが大きく変わる
スマホ(PC)でチケットを作る場合、
必要なのは「デザイン無料(テンプレ利用)」+「どこで印刷するか」 の2つです。
■例:300人規模のイベントで作る場合
→ 結論:300枚・片面・コンビニ印刷なら、1枚あたり約15円前後。
●チケット用データ
→ Canvaで作成する場合無料
●コンビニプリントでの印刷
→(例:ファミリーマートでのネットプリントサービス)
並べてプリント/A4/光沢紙 120円(税込)
A4用紙1枚で5~8枚チケットを作れます。
今回は計算しやすいよう8面付けとして進めます。
この場合
・必要なチケットの枚数:300枚
・面付け:8枚/A4
・必要なA4用紙:300÷8=37.5枚(切り上げ必須なので38枚)
●実際の印刷コスト
・片面印刷…38*120=4,560円(1枚あたり約15.2円)
・両面印刷…38*240=9,120円(1枚当たり約30.4円)
となります。
■印刷会社発注の場合
| 枚数 | 価格帯の目安 | 1枚当たりの目安 |
|---|---|---|
| 100枚 | 約4,475円 | 約44.8円 |
| 200枚 | 約4,822円 | 約24.1円 |
| 300枚 | 約5,151円 | 約17.2円 |
| 400枚 | 約5,308円 | 約13.3円 |
| 600枚 | 約6,023円 | 約10.0円 |
| 1000枚 | 約7,848円 | 約7.8円 |
※チケットのサイズ、加工は同一規定、印刷面は片面カラーで計算しています
100枚の発注だと約45円/1枚ですが、
1000枚になると約8円/1枚まで一気に下がります。
「数円、数十円の差だから誤差では?」と思いがちですが、
これは1枚当たりの差なので、実際の総額は大きく変わります。
【ポイント】
・大規模なら圧倒的に低コスト
・ナンバリングなどの加工を付けても安定した値段
コンビニプリントの計算と比較すると、
300枚前後でコンビニプリントと印刷会社の単価が近づき、
500枚近くからは印刷会社発注の方が安くなるケースが増えます。
また、ナンバリング、両面印刷、厚紙など、
家庭ではできない加工を追加しても、
印刷会社はまとまったロットで処理できるため値段が大きく跳ねにくいのが強みです。
【参考:なぜ部数で単価が大きく変わるのか?】
理由は、「印刷機の固定費」にあります。
・版の準備
・色合わせ
こうした「最初の準備コスト」が100枚でも1000枚でも同じだからです。
② 手間・作業量から考える
チケットの作り方を選ぶとき、「手間・作業量」も考慮しなくてはなりません。
どの方法が簡単で、どこでつまずきやすいのか。
ここでは実際の流れに沿って”作業感”を比較します。
■手書き
手書きは始めるハードルこそ低いものの、
実は準備するものが多く、作業時間もかかる方法です。
まず必要なのは紙とペン、そして
「自分でレイアウトを整える力」。
一枚一枚をキレイに揃えようとすると、
どうしても時間がかかります。
量産したい場合は、一枚だけ書いて
スキャンや撮影でデジタル化→印刷という流れにできますが、
・写真の歪み
・サイズ調整
・用紙設定
など細かい調整が必要で、
自宅印刷ならプリンターやスキャン環境も欠かせません。
■スマホ(PC)
スマホ作成は、3つの中で最もバランスの良い方法です。
Canvaなどのテンプレートを使えば、
文字と色を変えるだけで形が整います。
ただし、印刷後にはカット作業が必要です。
(コンビニでプリントする場合)
10枚や20枚なら問題ありませんが、
300枚以上になると切る回数も多く、
失敗した分を刷り直す必要も出てきます。
テンプレ作りは最速。
ただし、量が増えるほど後半の手間が重くなる方法です。
■印刷会社発注
印刷会社へ依頼する方法は、「難しそう」に見えるものの、
実は最も手間が少ない部類です。
データの作成もスマホとほぼ同じで、
テンプレートを選んで書き換え→PDF入稿で完了。
PCなら微調整やテンプレの幅も広がりますが、
作業量そのものは変わりません。
印刷・カット・加工は全て会社側で行うため、
仕上がりの失敗リスクがないのも大きなメリットです。
準備だけ自分、作業はおまかせ。
特に100枚以上のまとまった部数では一気に効率が上がります。
③ 仕上がりから考える
チケットをどの方法で作るかは、
「どれくらい丁寧な仕上がりになるか」も大きな判断材料になります。
ここでは、手書き/スマホ(PC)/印刷会社発注それぞれで
“どこまでの品質に対応できるのか“を整理しておきます。
■手書き
結論:味は出るが“揃った品質”は期待できない。雰囲気重視ならOK。
・量産するためにデジタル化すると、ゆがみや色変化が起きる
・紙質による表現の幅が狭い(光沢・厚紙などの選択肢がほぼない)
向いているケース
→子ども会・サークル・小規模イベントで「温かみ」を出したい
→そもそも”バラつき”が味になる用途
向いていないケース
→ロゴ位置まで整った商業デザインが必要
→何百枚も配布する形式的なイベント
■スマホ(PC)
結論:デザインは整うが、印刷品質は安定しない。
そこそこ綺麗でいいなら最適。
テンプレートを使えば見た目は整いますが、
最終的な品質は家庭用プリンタ/コンビニプリントの限界に左右されます。
・色の薄さ・ムラがでることがある
・紙の種類が限られる
・大量になるほどカット誤差・手間が増える
・インクの裏写りや張り付きが発生する場合も
向いているケース
→50~300枚くらいまでのチケット
→デザイン性は求めたいが”完全な商業品質”は不要
→カジュアルなイベントの配布物
向いていないケース
→一貫した色味・裁断精度が求められる
→300枚以上で大量カットが発生する
※上記は家庭用プリンタ/コンビニプリントで印刷する場合の話になります。
■印刷会社発注
結論:唯一“仕上がりを選べる”方法。
品質ラインを自分で決めたい人はこれ一択。
印刷会社は、
発色・紙質・カット・加工まで全て数値でコントロールできます。
・CMYK印刷で色が安定
・紙質の選択肢が豊富
・機械裁断のため、ズレが極少
・ミシン目、ナンバリング等の加工が可能
・大量でも品質が均一に揃う
向いているケース
→イベント・店舗など”信頼につながるチケット”を配る
→ロゴ/ブランドカラーを正確に出したい
→大量配布で失敗リスクを減らしたい
向いていないケース
→10~20枚だけの小ロット
→「多少ずれてもいいから今すぐ欲しい」場合
それぞれの作り方の基本ステップと注意点

この章では、作り方の流れと、
それぞれで詰まりやすいポイントをセットでまとめています。
まず”どうするか“を理解し、
その後”注意点“を確認していきましょう。
手書きで作るフローチャート(アナログ→デジタル化)
手書きでチケットを作るとき、
印刷して量産することを考えてるのなら要注意。
“アナログ→デジタル→印刷“の流れになるため、
つまずきやすいポイントが多くなっています。
✔ 手順(3ステップ)
1.紙にレイアウトを書く
罫線が薄い用紙・方眼紙を使うとバランスがとりやすい。
2.スキャン or スマホで撮影する
印刷して量産するのであればデジタルデータ化します。
できればスキャナを推奨。
コンビニのプリンターであれば、
スキャンの後、そのままプリントアウトが可能です。
(例)
・FamilyMart|マルチコピー機
・セブンイレブン|マルチコピー機
3.サイズをトリミングして保存
スキャン画像はPDF化するとそのまま印刷で使えます。
【詰まりやすい注意点】
・普通紙だと裏写りしたり凹みが出る
→ 少し厚めの紙(上質紙・画用紙寄り)を使うと綺麗にスキャンできる。
・スマホ撮影は必ず真上から
→ 少しでも斜めだと四角形が台形になり、サイズがズレる原因に。
→ トリミング作業で時間を取られる。
スマホで作るフローチャート(Canvaなど)
「スマホだけで完結したい」「時間もコストも抑えたい」
という人は、テンプレートを使うことになります。
テンプレートを使えば、デザイン経験がなくても、短時間で仕上がります。
詳しい手順は以下の記事で解説しています。
「スマホでできる!Canvaで作るチケットの作り方|印刷で失敗しない完全ガイド」
✔ 手順(3ステップ)
1.テンプレートを選ぶ
用紙に合ったサイズ(一般的に150×50mm or 180×60mm前後)を選び、配色や文字を編集。
■スマホで簡単にテンプレートを使えるサイト
・Canva(スマホアプリも有り)
https://www.canva.com/
・ラベル屋さん(iPhone用のみアプリ有り)
https://www.labelyasan.com/
2.画像、文字を調整する
・文字は最小9~10pt相当を目安に
・写真を使う場合は明るさ調整を忘れずに
3.PDFで保存する
できればPDF(印刷用)を選ぶと、
印刷会社・コンビニプリントとの相性が良い。
【詰まりやすい注意点】
・フォントが勝手に置き換わることがある
→ コンビニ印刷・印刷会社では非対応のフォントがある
→無難なフォント例:
Noto Sans JP/源ノ角ゴシック/BIZ UDPゴシック
/游ゴシック/UD新ゴ
・スマホ写真は暗く映りがち
→ プレビュー画面からの”明るさ調整”などで、
コントラストや明るさを少し上げると印刷で潰れにくい
印刷会社で作るフローチャート
印刷会社で作る場合、「加工」「紙質」「色選び」と
選択する要素が多いです。
そのため、仕上がりが大きく変わる「設計のポイント」は、
次の章でまとめています。
✔ 手順(3ステップ)
1.デザインを用意する(スマホ・PCどちらでもOK)
・Canvaのテンプレートで制作した画像データ
・自分でillustratorなどを使って制作した画像データ
どちらでもOKです。
2.仕様を決めて見積もる
■最低限ここだけ決めていればOK
・サイズ(150×50mm、180×60mmなど)
・片面 or 両面
・ミシン目、ナンバリング有無
3.PDF入稿 → 校正確認 → 印刷
入稿後は仕上がり見本(校正)を確認して印刷に進む。
【詰まりやすい注意点】
・JPG入稿だと画質劣化+追加料金の可能性
→ PDF推奨(手間・トラブル軽減)
・色がスマホ(RGB)と印刷(CMYK)で変わる
→ Canvaなら「カラープロファイル」をCMYKに設定すると安定
※有料版のみ
・紙厚は135kg=標準/180kg=しっかり
→ 初心者は135kgが扱いやすい
→ イベント配布用は180kgが人気
印刷で作るときに失敗しないための設計ポイント

3つの作り方の中で、
最も選ぶ項目が多くて迷いやすいのが印刷会社での制作です。
印刷会社に依頼する場合、
紙・色・加工が選べる分、仕上がりの差が一気に広がります。
ここでは、最初に決めておきたい4つのポイントだけ
サクッと・迷わず理解できる形でまとめます。
紙厚や紙質に加えて、ミシン目やナンバリング、偽造防止などの「加工」をどう組み合わせるかでも、チケットの”ちゃんと感”は大きく変わります。
詳しくは以下の記事で解説しています。
テンプレでも手作りでも使える!チケットを“仕立てて高める”加工の基本
最初に決めておきたいのは「紙厚」「紙質」「色」「必要な加工」の4つだけ。
迷ったときは、135kg/マットコート/ナンバリング+ミシン目、から考えると大きく外しません。
1)紙厚の選び方(ここが一番変わる)
結論:迷ったら135kg/しっかり感は180kg
・135kg(標準)
→ イベント配布、一般的なチケット向け
→ ハガキや商品パンフレットくらいの厚さ
・180kg(高級)
→ 高級感・しっかり感が欲しい場合に
→ 名刺やポストカードくらいの厚さ
2)紙質の違い(初心者は”上質紙”が使いやすい)
・上質紙(マットで落ち着いた質感)
一般的な印刷物でよく使われる、万能
例 … コピー用紙、ノート、本
・コート紙(表面がツルっとしている)
写真やイラストが鮮やかに見える
→カラー重視、ビジュアル重視
例 … 雑誌の表紙やカラーページ、ポスター
・マットコート紙(落ち着き + 発色のバランス型)
光の反射が少なく、文字と写真の両立が可能
→迷ったらこちら
例 … 雑誌やカタログ、パンフレット
3)色の見え方(スマホ画面と印刷は違う)
結論:青・赤・紫は特に”色ズレ”が出やすい
・スマホやPC … RGB
・印刷 … CMYK
→ 鮮やか系の色は暗く、くすみやすい傾向に。
対策 :
・Canvaなら「カラープロファイル」をCMYKに設定することで安定
・校正(仕上がり見本)や試し刷りがある会社だと失敗しない
4)必須オプションの決め方(迷わない基準)
● ミシン目
・半券を切り離す用途なら”必須”
・トラブルになりやすい部分なので、プロ加工が安定
● ナンバリング
・整理券/管理番号が必要な場合
・手作業で打つより圧倒的に綺麗 & 早い
● 片面 or 両面
・片面 → 情報少なめのイベントに
・両面 → 案内・注意書きなど入れたいとき
● コピーガード
・偽造防止加工を付けたい場合
・印刷会社によっては無料のところも
より詳しく「チケットをきれいに見せるコツ」を知りたい方は、
こちらの記事でテンプレ・手作りどちらにも使える整え方の基本をまとめています👇
テンプレでも手作りでも使える!チケットを“きれいに見せる”デザインの基本
よくある質問
A.可能です。Canva・アプリ制作でも PDF(印刷用)書き出し を使えば問題ありません。
余白の扱い・解像度・フォントの埋め込みなど、最低限の入稿基準だけ整えればOK。
A.
一般的には 3〜5営業日 が目安。
即日/翌日 → 特急料金が必要
ナンバリングやミシン目加工 → +1〜2営業日
大量ロット → 工場の稼働状況で変動
本文でも触れた通り、デザインが確定していれば納期遅延はほぼ起きず、事前の余白・PDF設定が整っているかが最も影響します。
A.
目安は 100〜200枚帯 から。
このあたりで「コンビニプリントの総額」と「印刷会社の少部数プラン」が接近します。
200〜300枚以上では逆転するケースが多く、一度見積もり比較が推奨されます。
A.
色の安定性は
印刷会社 > コンビニ > 家庭用プリンタ。
特に“青・赤・紫” はRGB→CMYK変換で暗めに寄りやすいため、スマホ制作の場合は鮮やか系の色を少し薄めにするのがおすすめです。
A.
もっとも一般的なのは 150×50mm。
テンプレートが豊富・配りやすい・コスト効率も安定しています。
小さめはコスト優先、大きめは視認性重視のイベントで使われます。
A.
用途次第ですが、
半券運用 → ミシン目
整理番号 → ナンバリング
不正防止 → コピー防止処理
が有効です。
家庭では再現しにくい部分なので、業務イベント・店舗運用では付けるメリットが大きいです。
まとめ:自分に合った作り方のコツを押さえよう

チケット作りには
「手書き」「スマホ」「印刷発注」の3つの方法がありますが、
大切なのはどれが一番安いかではありません。
自分の用途・枚数・求める印象にあった方法を選ぶこと
そして、その方法で失敗しない”作り方のコツ”を押さえること
です。
自分に合う作り方の決め方(ざっくり判断)
・~50枚の少量
→ 手書き or スマホが最もシンプル
・ 小~中規模(50~300枚前後)
→ 印刷方法の選び方で総額・手間が変わる帯
・ 中~大規模(200~500枚帯)
→ 品質と効率の両面で、印刷会社が有利になることが多い
・大規模(500枚~)
→ ほぼ確実に印刷発注が安定
※ これは一例で、用紙単価・面付・印刷方法によって上下します。
作り方別に「つまずきやすい点」は決まっている
・手書き
→ レイアウトのばらつき/スキャン歪み
・スマホ(テンプレ)
→ 印刷の色ブレ/大量カットの手間
・印刷発注
→ PDF入稿/色モード/紙厚の選択
この記事中で紹介した手順をそのまま踏めば、
どの方法でも大きな失敗は避けられます。
“ちゃんとした仕上がり”に近づける3つの要素
1.紙厚(135kg or 180kg)
2.紙質(上質/コート/マット)
3.色設定(RGB → CMYK/校正の有無)
たったこれだけで、
手作りチケットでも”見られて困らないレベル”に到達します。
最後に
「まずは自分で作ってみたい」
「でも、ちゃんとしたものにもしたい」
その気持ちに一番フィットする方法は、
あなたの用途・枚数・時間によって変わります。
あなたのチケット作成の手助けに少しでもなれれば幸いです。
まずは、今できる方法から一歩進めてみてください。
もし迷ったら、X(旧Twitter)でも気軽にご相談いただけます。
