印刷会社が本当は教えたくない…手作りチケットの作り方

手作りチケットの作り方のアイキャッチ画像

イベントやコンサートで必ず必要となるチケット。
主催者側となって、自分で作るとなった場合どうすればいいのかパッとは思いつかないのではないでしょうか。

印刷会社としても、そういう相談は受けます。

この記事では、チケットをどういう手順で作っていくのかを紹介したいと思います。

 

手作りチケットを作る前に…作成方法を決めよう

手作りチケットと言ってもその作り方は多種多様です。
まずはどうやって作成していくか決めていきましょう。

作り方の方法としては大きく分けて「スマホ」「PC」「手書き」「印刷会社」の4つあります。

それぞれの特徴を見ていきましょう。

 

コスト(値段)時間大変さ
スマホで作成安い速い良い
PCで作成安い速い良い
手書きで作成やや安いやや時間がかかる大変(量による)個人の技量による
印刷会社に発注少しかかる時間がかかるとても楽とても良い
※コストは作成する量、質によっても変わります。

また、スマホで作成したデータを家庭用プリンタで印刷したり、印刷会社に発注することも可能です。
 

1.スマホで作成する場合

スマホでチケットを作成する場合のイメージ画像

スマホのみで手作りチケットを作成する場合、
主にデザインテンプレートを利用して作成します。

 

STEP1.デザインテンプレートを利用してチケットのデザインを決める

まずは「どのようなデザインのチケットにするか」を決めていきましょう。

デザインテンプレートを利用できるアプリで、豊富なデザインテンプレートから選ぶことができます。

Canvaアプリの使い方(iPfone・Android)
https://www.canva.com/ja_jp/learn/canva-app/

ラベル屋さん™ソフト10 モバイル版アプリ
https://www.labelyasan.com/support/mobile/

デザインテンプレートを決めたら、イベント名、日時、場所、主催等、必要事項を入力していきましょう。

 

STEP2.作成したデータをPDFで保存する

チケットの中身が決まったら、PDFデータとして保存しましょう。

▶PDFデータとは
PDFは「Portable Document Format(ポータブル・ドキュメント・フォーマット)」の略称で、Adobe社が開発した電子文書ファイル形式。
印刷やビジネス文書に適したファイル形式となります。
WordやExcel、Photoshopで作成でき、拡張子が「.pdf」のファイル。

  

STEP3.PDFデータを印刷する

保存したPDFデータを印刷しましょう。

印刷する方法は主に、

  • ・コンビニのマルチコピー機で印刷
  • ・家庭用プリンタで印刷
  • ・印刷会社に発注する

の3つになります。

一番お手軽なのはコンビニのマルチコピー機での印刷です。
コンビニによっては専用のアプリをインストールする必要性があります。

家庭用プリンタでの印刷の場合、
専用アプリを導入したのちに、Wifi接続をして印刷します。

また、印刷する際、チケット印刷専用紙を用意していればきれいに仕上げられます。

■ELECOM-チケット用紙
https://www.elecom.co.jp/category/cat_paper-handmade-ticket/?category=client-personal

印刷会社の場合、
質はよくなりますが時間と料金がかかり、発注受け取りまでが少し手間かもしれません。

2.PCで作成する場合

PCでチケットを作成する場合のイメージ画像

PCで作成する場合もスマホで作成と同じく、PDFを作成して印刷する流れになります。

また、「Adobe Acrobat」や「いきなりPDF」などのPDF編集ソフトがあればテンプレートを利用せずに自分でデザインできます。

■Canva
https://www.canva.com/

■ラベル屋さん
https://www.labelyasan.com/

3.手書きで作成する場合

手書きでチケットを作成する場合のイメージ画像

手書きで作成する場合、どうしても印刷・作成したチケットよりもクォリティは落ちてしまいます。

しかし、手作りならではの温かみやオリジナリティは持ちます。


STEP1.道具を用意する

用意する道具は

  • ・紙(厚紙または専用紙)
  • ・筆記具(カラーペンが好ましい)
  • ・定規やハサミなどの文房具

となります。

また、ミシンやミシン目カッターを利用してミシン目を入れ、少しだけ本格的な加工もできます。

紙はチケット専用の商品も販売されています。
本来はプリンタでの印刷用ですが、直接書くことも可能です。

■A-ONE-チケットを作る
https://www.a-one.co.jp/product/search/detail.php?id=51477

 

STEP2.頑張って書く

後は思い思いに書いていきましょう。

本格的な手書きチケットにするためには、

  • イベント名
  • 日時
  • 主催
  • 場所

などを忘れないようにしましょう。

4.印刷会社に発注する場合

印刷会社に発注する場合のイメージ画像

スマホで作成の項目で書いた通り、
印刷会社に発注して手作りチケットを作る場合、どうしても費用と時間はかかってしまいます。

しかし、「紙の品質」「一回で作成できる量」「加工技術」などは圧倒的に上になります。

特に、大量に作成する場合は印刷会社に発注した方が安くなるパターンが多いです。

 

STEP1.PDFデータを用意する(任意)

スマホやPCでの作成と同じで、PDFデータを作成します。
印刷会社によっては自社サイトでテンプレート作成から発注までできるところも少なくありません。

デザインテンプレート選びの時点で、発注する印刷会社を決めるとスムーズに作成できます。

〇デザインテンプレートを利用した発注が可能な印刷会社
■A・one
https://www.a-one.co.jp/

■ラクスル
https://x.gd/hboQ2

■プリントフェスタ
https://www.printfesta.com/

 

STEP2.発注する

デザインテンプレートが決まったら発注しましょう。

発注の際、記載している情報に間違いがないかよく確認しましょう。
印刷会社の方でも校正はしますが、情報そのものが間違っている場合やり直しができません。

 

まとめ

以上、手作りでのチケット作成方法について解説しました。

  • ・基本はPDFデータを作成 → 印刷(コンビニorプリンタor印刷会社)
  • ・手書きでの作成なら専用の紙もある

大きなポイント2つを覚えておけば大丈夫です。

印刷会社的には全部発注して欲しいところですが、それぞれ目的に合った方法でチケットを作成していきましょう。