契約書は、なぜA3、A4サイズが多いのか?

 A4サイズは、国際標準規格であるISO 216で定められた用紙サイズです。日本でもJIS P0138として採用されており、アメリカとカナダを除くほとんどの国で広く使われています。

 日本では1993年に行政文書の用紙規格がA4に統一されました。これにより、官公庁が発行する書類や、企業が行政に提出する書類もA4が標準となり、民間企業でもA4サイズが一般的な書類サイズとして普及し、契約書などもその影響でA4が標準になっています。

1)法律上の規定

 日本の民法などの法律では、契約書の紙のサイズについて明確な規定はありません。
つまり、A3でもA4でもA5でも、当事者の合意が前提ですが極端にいえばハガキサイズでも契約書としては法的にはすべて有効です。ただし、実務上や提出先によっては一定の「慣例」や「指定」があります。以下の点を考慮すると良いです。

2)実務上の一般的なサイズ

◎ A4(210×297mm)サイズ

 日本において、A4(210mm × 297mm)判の契約書は、法務部・会計事務所・企業間のやり取りなどで多用されており、最も多く使われるサイズです。これは、以下の理由によります。

 〇 国際的な標準: A4は国際標準化機構(ISO)によって定められた用紙サイズであり、世界中で広く普及しています。

 〇 印刷の容易さ: ほとんどのプリンターがA4サイズに対応しており、特別な設定なしに印刷できます。

 〇 視認性: 読みにくくなく、かといって大きすぎて扱いにくいこともない、バランスの取れたサイズです。

 〇 保管のしやすさ: ファイルやバインダーもA4サイズに対応したものが豊富にあり、整理・保管が容易です。

◎ A3(297mm × 420mm)サイズ

 A4の2倍のサイズで、約款や規約など多くの情報を一枚に収めたい場合などに使用されます。ただし、一般的にはA4で複数枚になる方が管理しやすいとされます。

◎ B5(182mm × 257mm)サイズ

 A4よりも一回り小さいサイズです。持ち運びやすさを重視する場合や、内容が簡潔な契約書などで使用されることがあります。

契約書を作成する際は、内容だけでなく、印刷や保管、相手方とのやり取りを考慮して、適切な用紙サイズを選択することをおすすめします。

 契約書印刷TОPはコチラへ

(複写式)セットのり製本「完全データ入稿」で注文はコチラへ (A3、A4、A5、B4、B5、B6)

(複写式)天のり製本「完全データ入稿」で注文はコチラへ (A4、A3、B5) 

 (複写式)天のりセットのり製本「完全データ入稿」で注文はコチラへ (A4、A3、B5) 

(複写式)「記入例付」セットのり製本「完全データ入稿」で注文はコチラへ (A3,A4,A5,B4,B5,B6)