契約書の印刷方法
契約書を印刷する方法は、個人で印刷するか、業者に依頼するかによって、それぞれ適切な方法があります。以下に一般的な方法とポイントをまとめました。
1) 個人で印刷する場合
〇 個人で印刷する場合は、契約書の内容を作成する必要がありますが、既にサンプルを持っている人は、そのサンプルを基準にパソコンなどで契約書を作成して印刷します。
〇 一方契約書のサンプルがない場合は、無料で契約書テンプレートを提供しているサイトはいくつかあります。こうした無料のテンプレートを使って契約書を作成して、自分のプリンターで印刷するのも大きなメリットです。

無料テンプレートを提供している代表的なものは以下の通りです。
● 無料契約書テンプレートの入手先
・bizocean(ビズオーシャン)
非常に多くのビジネス文書テンプレートを扱っており、契約書の種類も豊富です。無料会員登録でダウンロードできるものが多いです。
・Square
決済サービスで知られるSquareも、プロフェッショナルな契約書テンプレートを無料で提供しています。
・弁護士事務所のウェブサイト
法律事務所によっては、自社のウェブサイトで基本的な契約書テンプレートを無料で公開している場合があります。これらのテンプレートは、弁護士が監修しているため、比較的信頼性が高いと言えます。
・ビジネス系メディアのウェブサイト
マネーフォワードクラウドなどのビジネス関連メディアも、契約書の書き方解説と合わせてテンプレートを提供していることがあります。
● テンプレートを選ぶ際の注意点
無料テンプレートは手軽で便利ですが、以下の点に注意して選び、利用することが重要です。
・信頼性のある提供元を選ぶ
出所不明なテンプレートは、内容が古かったり、法的に不備があったりする可能性があります。公的機関、弁護士事務所、または信頼できるビジネス系サービスが提供しているテンプレートを選ぶようにしましょう。
・契約内容に合致しているか確認する
テンプレートはあくまで一般的なひな形です。あなたの取引内容や状況に合わせて、必ずカスタマイズが必要です。
1、自分のプリンターで印刷
ご自身でプリンターをお持ちの場合の一般的な方法です。
〇プリンター
レーザープリンターが推奨されます。インクジェットプリンターでも可能ですが、長期保存性やにじみにくさの点でレーザープリンターが優れています。
〇用紙
・普通紙(上質紙)
一般的なコピー用紙でも問題ありませんが、少し厚手の普通紙(例:90g/m²程度)や、より白度が高く滑らかな上質紙を選ぶと、見た目も良く、長期保存にも向きます。
・再生紙
環境配慮の観点から再生紙を使用することも可能です。契約書の枚数に応じて、十分な枚数を用意する。
〇パソコン
契約書データ(Word, PDFなど)を保存しているもの。

2、印刷の手順
〇 データの最終確認
印刷する前に、誤字脱字、金額、日付、署名欄など、全ての項目が正確であるか、再度確認してください。
〇 プリンターの設定
① 用紙サイズ
A4が一般的ですが、契約書で指定されている場合はそれに従います。
② 印刷品質
高品質設定にすることをおすすめします。
③ 両面印刷・片面印刷
契約書の内容や慣習によります。通常は片面印刷が一般的ですが、枚数が多い場合は両面印刷にすることもあります。ただし、後から加筆修正や押印をする際に不便になる可能性もあるため、注意が必要です。
④ 部数
契約当事者の数+控えの分を用意します。通常は当事者全員の署名・捺印が必要なため、同じものを人数分印刷します。
〇 印刷実行
設定を確認し、印刷を開始します。
〇 印刷後の確認
印刷された契約書に、かすれや汚れがないか、文字が読めるかなどを確認します。
3、個人で印刷する際の注意点
〇 インク/トナー切れ
印刷途中でインクやトナーが切れないよう、事前に確認しておきましょう。
〇 にじみ
インクジェットプリンターの場合、水濡れでにじむ可能性があるため、取り扱いには注意が必要です。
〇 製本
複数枚にわたる契約書は、ホッチキスで綴じ、契印(割印)を押すのが一般的です。製本テープを使用して製本することもできます。
2)業者に依頼して印刷する場合
印刷会社では、小ロットの契約書対応のオンデマンド印刷から、大ロットまで可能なオフセット印刷まで多様にそろえている会社も多いので、より高品質な印刷や、大量印刷、専門的な製本が必要な場合に適しています。
1、依頼できる業者
・伝票専門の印刷通販
少量からでも対応しており、比較的早く印刷できます。
・印刷会社
大量印刷や特殊な用紙、本格的な製本を依頼する場合に適しています。
・総合印刷通販
印刷通販の会社で、オンラインでデータをアップロードし、印刷物を配送してもらうサービスです。オンライン編集も直感的に操作できるアプリも充実している会社も多いので、手軽に利用できます。
2、業者に依頼するメリット
・高品質な仕上がり
業務用のプリンターで印刷されるため、個人用プリンターよりも高品質で安定した仕上がりが期待できます。
・豊富な用紙の選択肢
通常の用紙以外にも、厚手の用紙や特殊な用紙など、様々な選択肢があります。
・専門的な製本
契約書に合わせた本格的な製本(袋綴じ、くるみ製本など)も依頼できます。
・時間の節約
大量印刷の場合、自分で印刷するよりも大幅な時間短縮になります。
3、業者に依頼する際の注意点
・データ形式
業者によって対応可能なデータ形式(PDF、Illustrator, Wordなど)が異なるため、事前に確認が必要です。一般的にはPDFが推奨されます。
・納期
依頼する枚数や製本の種類によって納期が異なります。余裕を持って依頼しましょう。
・費用
部数や用紙、製本方法によって費用が変わります。事前に見積もりを取りましょう。
・機密保持
契約書は重要な機密情報を含むため、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
機密保持契約を締結しているか確認するのも良いでしょう。

4、契約書印刷全般のポイント
・原本性
契約書は署名・捺印が必須となるため、印刷されたものが原本として機能することを考慮する必要があります。電子契約書の場合は印刷不要ですが、紙で運用する場合は上記の印刷方法が適用されます。
・製本と契印(割印)
複数枚にわたる契約書は、後からの差し替えを防ぐため、ホッチキスで綴じ、契約書の中央(綴じ代と本文にまたがるように)に当事者全員の契印(割印)を押すのが一般的です。製本テープで袋綴じにして、その上から契印を押す方法もあります。
・印紙
契約の種類によっては、収入印紙の貼付が必要です。印刷後に忘れずに貼付し、消印(割印)を押しましょう。
ご自身の状況や契約書の重要度、部数などを考慮して、最適な印刷方法を選択してください。
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