データ作成の注意点
・解像度ついて
写真画像を綺麗に印刷するためには、画像解像度の設定を適切に行うことが必要がです。
「解像度」とは、「画像や写真、映像のデータの鮮明さの数字」のことをいいます。
単位はdpi(ディーピーアイ)【dots per inch(ドット・パー・インチ)の略】・ppi(ピーピーアイ)【pixel per inch(ピクセル・パー・インチ)の略】があります。
72dpiは、WEBコンテンツ用によく使用される解像度です。
モニター上では、きれいに見えることもありますが、印刷には適しません。
文字は、粗くなり読めない場合もあります。
当社への印刷用データは、カラー印刷・1色印刷のどちらも、解像度は350dpiにしてください。
解像度について、よくある間違い
解像度は350dpiだから、拡大してもキレイな仕上がりになる。間違いです。
解像度は、原寸サイズで350dpiです。
例えば、A4サイズ(210mmX297mm)で解像度が350dpiのデータを、A3サイズ(297mmX420mm)に拡大すると、画質は粗くなってしまいます。
解像度を上げれば、画像が鮮明になる。間違いです。
低解像度に設定した事があるものや最初から粗い画像は、解像度を上げても鮮明さを出すことは出来ません。
・サイズと解像度の確認と設定
1.「イメージ」→「画像解像度」を選択してください。
2.解像度を設定するウインドウが開きますので、サイズの部分は使用するサイズかそれ以上のサイズの数字を入力した状態で、解像度を350で「pixel/inch」にしてください。
画像の再サンプルの、チェックボックスは、チェックを外した状態にしてください。
サイズや解像度の数字は、大きいほど、データの容量も大きくなり作業環境にも影響が出ますので、そちらの事も考慮しながら、サイズの設定は行ってください。
チョットした小ネタ
フォトショップデータを、イラストレータに下図のようにリンク状態の「配置」で置くと、ファイルのタブの上に、リンクファイルのカラーモードと現在の拡大縮小している時の解像度が表示されます。
印刷データの作成ポイント
「印刷データの作成ポイント」を、さらに詳しくご説明いたします。是非ご参考にしてみてください。